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強迫性異常症(きょうはくせいいじょうしょう)について詳しく解説
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強迫性異常症(きょうはくせいいじょうしょう)【ワンちゃんの医学マニュアル】

強迫性異常症(きょうはくせいいじょうしょう)

「尻尾を追いかけてぐるぐるとまわる」、「意味や目的がない行動を繰り返す」など、同じ行動を繰り返し続ける常同行動や、「体の一部を、炎症が起こるほどなめ(噛み)続ける」など、体を傷つける自傷行為などの問題行動を、「強迫性異常症(きょうはくせいいじょうしょう)」といいます。
強迫性異常症では、犬が自分の便を食べる食糞行動(しょくふんこうどう)を起こすこともあります。

病気の原因強迫的なストレス・遺伝性疾患

問題行動の原因の多くは、強迫的なストレスからの逃避ですが、遺伝性の疾患によって問題行動を起こすケースもあります。
犬は人間の社会で飼われているため、様々な制約の下で暮らしています。
犬が本来持っている「外で自由に駆け回りたい」という気持ちや、「ほかの犬や飼い主と触れ合いたい」という気持ちを十分に満たすことができないと、ストレスを感じやすくなってしまいます。
同じ行動を繰り返し続ける「常同行動」を繰り返しおこなうと、犬の脳内に麻薬に似た成分が放出されます。
この脳内麻薬によって、ストレスから逃避するために、問題行動を繰り返すのです。

また、まれに、遺伝的な原因から強迫性異常症が起こりやすい犬もいます。
ブルテリアが見せる尻尾を追いかける行動は、その代表例です。

症状常同行動・自傷行為

同じ行為を繰り返し続ける「常同行動」を起こすのが特徴です。
柵の中や部屋の中など、行動範囲を制限された環境下で、左から右、右から左へと同じペースで往復して歩き続ける「ペーシング」や、自分の尻尾を追いかけてぐるぐる回り続ける「尾追い行動」などです。
その他にも、何もないにもかかわらず、何かを追いかける行動を繰り返したり、自分の体を、被毛が変色したり、脱毛するまでなめ続ける「自傷行為」、自分の便を食べる「食糞行動」も特徴のひとつです。

治療法行動療法・ストレスの緩和・抗うつ薬

治療は、まずは、病気が原因で問題行動が起きていないかを見極める必要があります。
自分の体をなめたり噛んだりする行為は、皮膚病を起こした場合にも見られる行動なので、皮膚病を起こしていないかを確認する必要があります。
また、病気によって不快感で落ち着かない場合には、ぐるぐると歩き回るケースもあります。
普段と違う行動を起こしている場合には、「体に異常が起きていないか」、「病気を起こしていないか」を確認してください。
何度も繰り返し同じ行動を繰り返す場合には、動物病院で検査を受け、強迫性異常症かどうかを判断します。

強迫性異常症であっても、飼い主が声を変えると問題行動をやめる程度のものであれば、飼い主がこまめに声掛けをしたり、犬が驚くような大きな音を立てるなどの「行動療法」によって改善させることができます。
ただし、声掛けの時に、問題行動を叱らないように注意する必要があります。
犬はストレスから解放されるために問題行動を起こしています。
このストレス解放の行動すら許されなくなってしまうと、犬が精神的にさらに追い込まれてしまいます。
声掛けなどの行動療法によって、今現在の問題行動を改善させたとしても、根本的な原因であるストレスが軽減されなければ、問題行動が再発したり、今とは違う形で問題行動を起こしたりします。
一番の治療は、ストレスの原因を探し出して、取り除いてあげることです。
「散歩の時間を十分に取ってあげる」、「ゲージやサークルに長時間閉じ込めない」、「犬と触れ合う時間を十分に取る」など、犬にストレスがかからない環境をつくってあげることが最も大切です。
また、引っ越しなどによって、犬が生活する環境が大きく変わってしまうことがストレスの原因になります。
獣医師とよく相談してから、抗うつ薬の投与を考える必要があります。

問題行動を繰り返している原因が、遺伝的な疾患の場合には、今現在では根本的な治療方法はありません。
獣医師とよく相談し、行動療法などで症状をやわらげます。

【運動不足】
外で駆け回らせます。

【環境の変化】
獣医師とよく相談して抗うつ薬の投与を考えます。

【病気】
病気の治療

【遺伝】
今現在明確な治療法はありません。


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