犬のホルモン異常の病気を紹介。ホルモン異常の病気である「甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)」について詳しく解説しています。
甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)について詳しく解説 |
甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)【ワンちゃんの医学マニュアル】 |
甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)
甲状腺ホルモンの分泌が減少する病気で、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)よりもよく見られます。 特に、コッカー・スパニエル、ドーベルマン、ゴールデン・レトリーバーなどに多く見られます。
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自己免疫・腫瘍
自己免疫(じこめんえき)という免疫異常が原因です。 自己免疫によって甲状腺が委縮し、ホルモンを分泌する細胞が壊死してしまいます。 その他にも、甲状腺に発生した腫瘍(しゅよう)が原因になっているケースもあります。
自己免疫とは、外敵である、細菌やウイルスなどが体内に侵入すると、それに対抗して抗体をつくり、外敵が再び侵入すると、攻撃して排除する働きを「免疫」といいますが、免疫異状によって、生まれながらに体内にあるものを外敵と認識して、免疫系が働いてしまう状態です。
体重の増加・脱毛
元気がなくなり、食欲もありませんが、体重は増加します。 フケが見られ、首、耳、尻尾などから徐々に左右対称の脱毛が始まります。 また、顔がむくみ、まぶたが下がるため、悲しげな表情をしているように見えます。 その他にも、突然、攻撃的になったり、神経質になるなどの問題行動を起こすケースもあります。
甲状腺機能低下症の脱毛
ホルモン補給
治療は、不足している甲状腺ホルモンを補うため、薬剤を与えます。 病気を根本的に治す治療方法ではありませんが、症状を改善することはできます。
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 関連病気
糖尿病/甲状腺機能亢進症/甲状腺機能低下症/上皮小体機能亢進症/上皮小体機能低下症/副腎皮質機能亢進症/副腎皮質機能低下症/尿崩症
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