犬のホルモン異常の病気を紹介。ホルモン異常の病気である「上皮小体機能低下症(じょうひしょうたいきのうていかしょう)」について詳しく解説しています。
上皮小体機能低下症(じょうひしょうたいきのうていかしょう)について詳しく解説 |
上皮小体機能低下症(じょうひしょうたいきのうていかしょう)
上皮小体(副甲状腺【ふくこうじょうせん】)は、甲状腺の横にある小さな臓器で、上皮小体ホルモンを分泌(ぶんぴつ)しています。 この上皮小体ホルモンの分泌量が減少し、カルシウム代謝に異常が起こる病気が上皮小体機能低下症です。 なお、上皮小体は、血液中のカルシウム濃度を調整する役割を担っています。
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細菌感染・腫瘍
細菌感染や、腫瘍(しゅよう)などによって、上皮小体の機能が低下し、ホルモンの分泌量が減少することが原因です。 血液中のカルシウム濃度が低くなり、ミネラルバランスが崩れてしまうと、カルシウムが関係している神経系や筋肉に異常が起こります。
精神異常・痙攣
不安そうな顔をしたり、落ち着きがなくなったりします。 放置してしまうと、筋肉や神経も侵されるため、全身が痙攣(けいれん)したり、意識を失ったりします。
カルシウムの補充
治療は、血液中のカルシウムを補充する治療をおこないます。 カルシウム剤を与えるとともに、カルシウムの吸収を高めるビタミンDの補充も同時におこないます。
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 関連病気
糖尿病/甲状腺機能亢進症/甲状腺機能低下症/上皮小体機能亢進症/上皮小体機能低下症/副腎皮質機能亢進症/副腎皮質機能低下症/尿崩症
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