犬のホルモン異常の病気を紹介。ホルモン異常の病気である「上皮小体機能亢進症」について詳しく解説しています。
上皮小体機能亢進症(じょうひしょうたいきのうこうしんしょう)について詳しく解説 |
上皮小体機能亢進症(じょうひしょうたいきのうこうしんしょう)
上皮小体(副甲状腺【ふくこうじょうせん】)は、甲状腺の横にある小さな臓器で、上皮小体ホルモンを分泌(ぶんぴつ)しています。 この上皮小体ホルモンの分泌が過剰になる病気が上皮小体機能亢進症です。 なお、上皮小体は、血液中のカルシウム濃度を調整する役割を担っています。
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カルシウムの摂取不足・腎臓の病気
腫瘍(しゅよう)や、食餌でのカルシウムの摂取不足、腎臓の病気などが原因です。 これらを起こすと、上皮小体ホルモンが過剰に分泌され、カルシウムの代謝に異常が起こります。 カルシウムを貯蔵(ちょぞう)する働きも担っている骨から、カルシウムが溶けだし、血液中のカルシウム濃度が高くなってしまいます。
多飲多尿
大量の水を飲み大量の尿を排泄する「多飲多尿(たいんたにょう)」の症状が見られます。 また、元気がなくなり、うとうとすることが多くなります。
食餌療法
治療は、食餌療法が中心になります。 カルシウムをはじめとする、栄養のバランスがとれた食餌を与えます。 カルシウムが骨からとけだしているため、骨が弱くなっているので、骨折しないように注意します。
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 関連病気
糖尿病/甲状腺機能亢進症/甲状腺機能低下症/上皮小体機能亢進症/上皮小体機能低下症/副腎皮質機能亢進症/副腎皮質機能低下症/尿崩症
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