動物病院で使用される薬を解説。犬の消化器(腸)の病気を治療するための薬である「止瀉薬(ししゃやく)」について解説しています。

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犬の消化器(腸)の病気を治療するための薬である「止瀉薬」について解説
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犬の止瀉薬(ししゃやく)【犬の薬】

止瀉薬(ししゃやく)

腸炎によって生じる下痢症状を抑える薬です。
止瀉薬には、「モルヒネ様物質」、「生薬(しょうやく)」、「収れん薬」、「吸着薬」など、様々な種類があり、下痢の症状に応じて使い分けます。

モルヒネ様物質

天然のモルヒネと同様に下痢を止める作用があります。
天然のモルヒネには、腸管からの水分や粘液の分泌を抑える作用があり、結果として下痢症状の改善に役立ちますが、麻薬効果があります。
モルヒネ様物質は、モルヒネと似た作用を持ちながら、麻薬効果を持たない、モルヒネのいいところだけを取って開発された薬です。

薬の効能

腸管からの水分や粘液の分泌を抑える作用があり、下痢症状を改善することができます。

薬の副作用

薬が効きすぎると、便秘になってしまうという副作用があります。

処方される薬

ロペラミド

生薬(しょうやく)

植物などの自然物に含まれている薬効成分を「生薬」といいます。
下痢症状を改善する作用がある生薬として知られているのは、キンポウゲ科の植物「オウレン」などに含まれている「ベルベリン」という物質です。
下痢症状を改善する作用の他に、食べたものが腸内で発酵したり腐敗したりするのを防ぐ作用もあります。

薬の効能

腸がおこなう水分や栄養の吸収と水分や粘膜の分泌のバランスを整える作用があり、下痢症状を改善する効果があります。
その他にも、腸管の有害な細菌を殺す作用があり、食べたものが腸内で発酵したり腐敗したりするのを防ぐ効果があります。

薬の副作用

薬が効きすぎると、便秘になってしまうという副作用があります。

処方される薬

ベルベリン

収れん薬

胃腸の粘膜にあるタンパク質を変性させることよって被膜をつくり、胃腸の粘膜を刺激から守る薬が「収れん薬」です。
また、収れん薬には、腸でおこなう水分の分泌を減らす作用があり、下痢症状を改善する効果もあります。

薬の効能

胃腸の粘膜にあるタンパク質と結合して、被膜を作る作用があり、この被膜によって胃腸の粘膜を刺激から守る効果があります。
その他にも、腸でおこなわれる水分の分泌を減らす作用があり、下痢症状を改善する効果もあります。

薬の副作用

特に副作用は見られません。

処方される薬

次硝酸ビスマス/タンニン酸アルブミン

吸着薬

腸管内にある有害な細菌や毒素などを吸着して、体外へ排出する薬が「吸着薬」です。
有害な細菌や毒素などが体外へ排出されるため、腸の粘膜を保護することができ、結果として、下痢や炎症などの症状を改善することができます。

薬の効能

腸管内の有害な細菌や毒素を吸着して、体外へ排出する作用があるため、腸の粘膜を保護することができ、下痢や炎症などの症状を改善する効果があります。

薬の副作用

特に副作用は見られません。

処方される薬

薬用炭


チェック関連症状

胃酸分泌抑制薬運動機能を調整する薬止瀉薬下剤制吐薬胆嚢・肝機能改善薬




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