動物病院で使用される薬を解説。犬の消化器(胃)の病気を治療するための薬である「胃酸分泌抑制薬(いさんぶんぴつよくせいやく)」について解説しています。

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犬の消化器(胃)の病気を治療するための薬である「胃酸分泌抑制薬」について解説
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犬の胃酸分泌抑制薬(いさんぶんぴつよくせいやく)【犬の薬】

胃酸分泌抑制薬(いさんぶんぴつよくせいやく)

胃酸分泌抑制薬は、胃酸の分泌用を抑える作用があるため、胃腸の粘膜を改善する効果があります。
何らかの原因によって胃酸の分泌量が多くなり、胃酸の強い酸によって胃の粘膜が荒らされてしまう、「胃炎」や、「胃潰瘍(いかいよう)」、「十二指腸潰瘍」などの治療に使われます。

H2ブロッカー(えいちつーぶろっかー)

胃酸を分泌する分泌細胞には、「H2受容体」と呼ばれる、鍵穴のようなものがあります。
この鍵のようなH2受容体に、ヒスタミンという物質がはまると、その刺激によって、胃酸が分泌される仕組みになっています。
H2ブロッカーは、ヒスタミンとH2受容体が結合するのを防ぐ作用があるため、胃酸の分泌量を抑制することができます。

薬の効能

胃酸の分泌量を抑制する作用があるため、胃腸の粘膜を改善することができます。

薬の副作用

胃酸抑制薬の中でもシメチジンだけが目立つ副作用を起こします。
肝臓での薬の分解を抑える作用があるため、肝臓で解毒される薬の量が少なくなり、薬を併用した場合に効きすぎてしまうという副作用があります。

処方される薬

シメチジン/ファモチジン

プロトンポンプ阻害薬

胃酸の分泌量が増える原因の一つは、胃壁の細胞に運ばれる水素イオンの量が多いことです。
プロトンポンプ阻害薬は、運搬される水素イオンの量を抑制する作用があるため、結果的に胃酸の分泌を抑えることができます。
この薬は、効果の持続時間が長いため、H2ブロッカーを使用して改善されなかった胃潰瘍や十二指腸潰瘍などに使われます。

薬の効能

胃酸の分泌量を抑える作用があります。
薬の効果の持続時間が長いという特徴があります。

薬の副作用

特に重大な副作用は見られません。

処方される薬

オメプラゾール

粘膜保護薬

粘膜保護薬は、胃壁のたんぱく質と結合することによって被膜をつくる作用があります。
この被膜によって、胃酸から粘膜を守ります。
急性胃腸炎などの治療に使われる他、治療後に、再発予防として使われるケースがあります。

薬の効能

胃壁のたんぱく質と結合することによって被膜をつくり、胃酸から粘膜を守る作用があります。

薬の副作用

特に重大な副作用は見られません。

処方される薬

スクラルファート

制酸薬

制酸薬は、酸性である胃酸に、アルカリ性の物質を加えて、胃の中を中和し、胃壁が荒れるのを防ぐ作用があります。
制酸薬として使用される物質は、水酸化マグネシウムや炭酸カルシウムなどの、アルカリ性の物質です。
薬の効果が持続する時間が、1時間から2時間程度なので、症状を一時的に緩和させるときに使われます。

薬の効能

胃酸を中和する作用があります。
胃の中の酸が中和されるため、胃壁が荒れる症状を防ぐことができます。

薬の副作用

特に副作用は見られませんが、薬を長期間にわたって使用し続けると、胃酸の分泌量が増えてしまうという副作用が生じます。

処方される薬

水酸化マグネシウム/炭酸カルシウム


チェック関連症状

胃酸分泌抑制薬運動機能を調整する薬止瀉薬下剤制吐薬胆嚢・肝機能改善薬




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