動物病院で使用される薬を解説。回虫や条虫などの内部寄生虫を駆除するための薬「駆虫薬(くちゅうやく)」について解説しています。

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回虫や条虫などの内部寄生虫を駆除するための薬「駆虫薬」について解説
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犬の駆虫薬(くちゅうやく)【犬の薬】

駆虫薬(くちゅうやく)

駆虫薬は、回虫(かいちゅう)や、鞭虫(べんちゅう)、条虫(じょうちゅう)、フィラリアなどの内部寄生虫を駆除するための薬です。
駆虫薬には、複数の種類の寄生虫に効果を示す薬や、特定の寄生虫にだけ効果を示す薬など、様々なタイプの薬があります。
駆虫薬を使用する前に、まず動物病院で糞便検査をおこない、寄生している寄生虫を特定し、その寄生虫に最も効果を示す駆虫薬を使用します。
駆虫薬は、基本的に1回から2回程度投与することによって、効果があらわれます。

●マクロライド系駆虫薬
●ベンズイミダゾール系駆虫薬
●特定の寄生虫にだけ効果を示す駆虫薬
●抗原虫薬

マクロライド系駆虫薬

マクロライド系駆虫薬は、寄生虫の活動を抑える神経の働きを増強する作用があるため、寄生虫を駆除することができると考えられています。
回虫や条虫など、よく見られる内部寄生虫のほとんどの種類に効果があります。
また、フィラリアの予防に高い効果があるため、フィラリアの予防薬としてこの薬を使用することで、フィラリア予防の他、他の寄生虫の駆除や予防にもなります。

薬の効能

寄生虫の活動を抑える神経の働きを増強する作用があるため、寄生虫を駆除することができると考えられています。
回虫や条虫、フィラリアなどのよく見られる内部寄生虫のほとんどの種類に効果があります。

薬の副作用

妊娠中に使用すると、胎児に影響がでる危険性があります。

処方される薬

イベルメクチン/ミルベマイシンオキシム/モキシデクチン

ベンズイミダゾール系駆虫薬

ベンズイミダゾール系駆虫薬は、寄生虫の細胞内にある「微小管」という、動物の細胞の骨格にあたる細い管状の器官に作用し、寄生虫の細胞分裂を不能にすることによって駆除する薬です。
回虫、鞭虫、鉤虫、条虫など多くの種類の寄生虫に効果があります。
副作用が少なく安全性が高いため、よく使われています。

薬の効能

寄生虫の細胞内にある「微小管」という、動物の細胞の骨格にあたる細い管状の器官に作用し、寄生虫の細胞分裂を不能にする効果があります。
回虫、鞭虫、鉤虫、条虫など多くの種類の寄生虫に効果があります。

薬の副作用

特に副作用は見られません。

処方される薬

フルベンダゾール/フェバンテル/チアベンダゾール

特定の寄生虫にだけ効果を示す駆虫薬

条虫を駆除するために効果的な薬が「プラジクアンテル」です。
条虫の体表にある細胞を変化させたり、ブドウ糖を吸収するのを妨げたりすることによって駆除します。
回虫や条虫などを駆除するために効果的な薬が「パモ酸ピランテル」です。
回虫や条虫の筋肉を興奮させて、麻痺を起こさせることによって駆除します。
その他にも、回虫、鉤虫、条虫を駆除するための薬に「ニトロスカネート」という薬があります。

薬の効能

プラジクアンテルは、条虫の体表にある細胞を変化させたり、ブドウ糖を吸収するのを妨げたりする作用があるため、条虫を駆除する効果があります。
「パモ酸ピランテル」は、回虫や条虫の筋肉を興奮させて、麻痺を起こさせることによって、回虫や条虫を駆除する効果があります。

薬の副作用

妊娠中に使用すると、胎児に影響がでる危険性があります。

処方される薬

プラジクアンテル/パモ酸ピランテル/ニトロスカネート/ブナミジン

抗原虫薬

コクシジウムやバベシアなどの単細胞の寄生虫「原虫」を駆除するための薬です。
主に、原虫に対しては「メトロニダゾール」が広く使われています。
ただし、多量に使用すると、無気力や嘔吐(おうと)などの副作用が見られることがあります。
また、コクシジウムの駆除として使用される「スルファジメトキシン」は、アレルギー反応を起こす場合もあります。

薬の副作用

メトロニダゾールは、多量に使用すると、無気力や嘔吐(おうと)などの副作用を起こすことがあります。
スルファジメトキシンは、アレルギー反応を起こすことがあります。

処方される薬

メトロニダゾール/スルファジメトキシン


チェック関連症状

殺虫薬ニキビダニの薬洗浄剤・耳垢溶解剤駆虫薬フィラリア予防薬




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